■ クラブチームの雄「パールイズミ・スミタ・ラバネロ」率いる
  名将・高村精一監督インタビュー③

「Jサイクルツアー」は全国各地で年間12戦行われる日本最高峰のロードレースシリーズ戦だ。 同シリーズに参戦しているパールイズミ・スミタ・ラバネロの2009年はチームランキング4位。並み居るプロチームの中、いちクラブチームとしては大健闘である。
同チームを率いるのは高村精一監督。浅田顕選手、大野直志選手、飯島誠選手、宮澤崇史選手など多くの好選手を育て上てきた名将である。
高村監督の経歴からクラブチーム設立のこと、本業であるフレーム製作について、チームのこと、選手強化のことなどをインタビュー形式で全3回に分けて紹介する。 今回は最終回。

高村監督は日本のロードレース界に多くの好選手を輩出していますが、選手を強くする秘訣はあるのでしょうか。
やはりトレーニング方法です。
私の子供がイタリアのチームに3年間留学していましたので、本場のトレーニング方法を知ることができました。 そこで日本と大きく違うと感じた点が2つありました。
LSD(Long Slow Distance)とペダリングです。
LSDというのは心拍数を押さえながらゆっくり長くやる運動のことですが、ヨーロッパのチームはLSDを非常に重視していました。 1日5、6時間は平気でやっていますね。
自転車の基礎としてペダリングも大事にしていて、子供の頃からしっかり身につけさせていました。 私自身はピストの出身だったこともあり、ペダリングの重要性は認識していたのですが、 ヨーロッパでは子供の頃にまず乗り方の基礎としてしっかりとしたペダリングを身につけさせていたのです。
そこで、ラバネロではLSDと回転を重視したトレーニングを選手にさせています。 まずは正しいペダリング技術を身につけてから、LSDやパワートレーニングによってレースに耐えられるような走力を鍛えています。
トレーニングやレースで気をつけていることはありますか。
トレーニングは走力をつけるのが目的ですから、練習でとことんまで追い込んでも、ちゃんと回復させレベルアップするようにしなければいけません。 また、レースでは展開の中で振り落とされないように、常に上位についていきながら最後の瞬間では死に物狂いで踏めるような力を残しておかなければなりません。 ウィグライプロウィグライウォーターを 上手に活用するようにしています。 ウィグライプロはトレーニングやレースには欠かせませんね。
2009年シーズンはJサイクルツアーのチームランキングは4位でした。プロチームに混じってこの成績は見事です。
毎レース、プロチームに油断があるようならひと泡吹かせてやろうという気持ちで戦っています。 2009年は3つのプロチームより上に行けたのでまあまあよかったと思っています。 うちは自転車競技のおもしろさを教えることがメインのチームなので、個々の選手の能力アップをはかりながら、 レースではその時々の力に応じて戦略を立てています。育成を重視しているおかげで、メンバーの力が高いレベルで拮抗しているのがうちの特徴です。 絶対的なエースがいるというわけではないのですが、逆に1、2名が不調だからといってチーム力が大きく落ちるというわけではありません。 つまり、安定した成績を残せるのです。 2010年シーズンはランキング4位以上を目指してがんばりたいと思っています。
Jサイクルツアー2009のチームランキングで4位に輝いたパールイズミ・スミタ・ラバネロ。右端が高村精一監督
Jサイクルツアー2009のチームランキングで4位に輝いたパールイズミ・スミタ・ラバネロ。右端が高村精一監督
レース前にウィグライプロを飲む鎌田選手。ラバネロの選手はウィグライプロをレース前、レース中、レース後に必ず飲んでいる。
レース前にウィグライプロを飲む鎌田選手。 ラバネロの選手はウィグライプロをレース前、レース中、レース後に必ず飲んでいる。
ラバネロのウィグライウォーター専用タンク
ラバネロのウィグライウォーター専用タンク

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数々の好選手を輩出してきたパールイズミ・スミタ・ラバネロの高村精一監督

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