■ キング・三浦恭資氏レポート!
  「力を出し惜しみするな。常に全力を出し切れ!」
  沖縄に集結した若獅子たちとの熱き練習(戦い)の日々!

若い才能の発掘、指導に情熱を燃やすキング・三浦恭資氏。同氏は若手選手を集め、年末年始にかけて沖縄合宿を慣行した。 極限まで強度を上げ続ける容赦ないメニューを課す三浦氏と、その練習に必死で食らいつく若獅子たち。そこには想像を絶する戦いがあった。 力感あふれる三浦氏の沖縄合宿レポートをお届けする。

「クリスマスも正月も関係ない。練習あるのみ」
ラバネロが冬場のトレーニングで重視するのは"原点回帰"。つまり基本の再確認だ。
ちょうど1年前。同じ場所で同じような顔ぶれの選手に練習を指導した。その時と違う点は、女子選手が含まれたことくらいだ。
12月後半、沖縄に集合した若き獅子たち。クリスマスも正月も関係ない。練習漬けの日々が始まった。俺は自転車愛好家ではない。 選手はそのことを知っている。俺は戦える選手を養成するためにこのような機会を作ったのである。
参加者は鹿屋体育大学の内間康平選手、伊藤雅和選手、野中竜馬選手、法政の早川朋宏選手、環太平洋大学の小村知之選手などの大学生が中心。 この時期は体力的に落ち込んでいる選手もいるが、トレーニング内容に容赦はない。
体力が落ち込んでいるのは各自の問題で、その選手に付き合っていたら前に進まない。強い選手にすべての基準を合わせて練習を行うのが基本だ。
俺の組み立てる練習は普通じゃない。当然、暖かい所で楽しいサイクリングなんてものはない。ここに集まっている選手たちの能力は把握しているので、必要なことのみを重点的にやって能力を上げていく。 もちろん、練習だからLSDの時間もあるが、いつ速度を上げ始めるかは皆の動きを見ながら決めていく。
激しく走るために必要不可欠な「ウィグライ プロ」
風が吹き始めれば練習の内容が一瞬にして変わる。LSDが終われば一気に速度を上げ始める。きつい坂ではダッシュが始まる。 強度を極限に達するまで上げ続けるのだ。当然、弱い選手は容赦なく振るい落とされ、自分の情けなさだけが心に響き渡る。
練習で遅れると多くのことを選手は学ぶ。弱い部分が浮き彫りになり自分が嫌になる。そして「練習して強くなってやる!」と心の中で叫ぶのだ。 しかし、その時はどうにもならない。練習は日頃の積み重ねが大切で、すぐには強くなれないからだ。
大きなパワーを一気に爆発させる能力は、誰にでも備わっているものではない。神経が開発された選手のみが到達できる領域だ。 想像を絶する負荷がかかるが、筋肉が破壊されても動き続ける能力を鍛え上げていく。 激しく走るために「ウィグライ プロ」は、必要不可欠なサプリメントである。
練習では連日戦いがある。平穏な走りから始まり、ほんの少しの雑談タイムも束の間、その後は速く走ることに対する恐怖と緊張が待ち構えている。 選手にはどう戦うかを常に考えさせながら走らせている。
俺はこの若き獅子たちに対して経験という牙で襲いかかる。知り尽くしたコースでどう戦うのか?究極の状況を作り出すのは俺の務めだ。 選手の力を最大限に引き出すために自ら攻撃を仕掛け苦しめる時もある。特に1度力を出しきった選手たちの肉体にかかる負担は大きい。 確実に力は落ちている。しかし、選手たちは俺の攻撃に対して力は抜かない。力を出し惜しみしていたのでは練習にならないことは教えてある。
もし最後のために力を温存するようなら選手を辞めたほうがいい。
若き獅子たちよ。強くなりたいだろう。強くなるためには神経をぶっちぎって戦ってみろ。 そして最後の勝負にかけてみろ。
レースでもここまで追い込むことはないというほど、勝負が繰り返された今回の合宿。選手たちは多くのことを学んだに違いない。 こうして体力と気力をつけた選手たちはシーズン開幕に向かってスタートを切った。
鹿屋体育大学のメンバーにアドバイスを送る三浦恭資氏(左)
鹿屋体育大学のメンバーにアドバイスを送る三浦恭資氏(左)

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