■ 鹿屋体育大学自転車競技部レポート。
  「ツアー・オブ・タイランド」内間康平選手、第5ステージ優勝! 個人総合は7位!

4月1日から4月10日、タイでツアー・オブ・タイランド(UCIアジアツアー2・2、6ステージ)が開催された。 鹿屋体育大学からはナショナルチームとして内間康平選手、吉田隼人選手の2名が出場。 内間選手は第5ステージで優勝し、リーダージャージを獲得。総合優勝まであと一歩というところまで迫った。 最終ステージで惜しくも総合優勝は逃したが(総合7位)、国際レースでの見事な活躍だった。以下は内間選手のレポート。

第1ステージ

レース初日。今回のレースは平坦中心ということもありこのタイムトライアルでのタイム差が総合に関わってくると思い重要な日でした。 結果はトップから1分ほど遅れてしまった。外国人選手との力の差を感じた。

第2ステージ

スタートして1回目のアタックで3人の逃げが決まり、集団はリーダーチームのジェリーベリーがコントロール。 しかし思ったほど早く捕まってしまい再びアタック合戦になった。

何回かアタックがあったがどれも決まらず集団スプリントになるかと思われたが、最後はジャイアントのマッキャンが残り1キロでアタックし逃げきった。

第3ステージ

昨日は簡単に逃げが決まったこともあり、この日は皆が逃げようと考えていたため、なかなかアタックが決まらない。 しかし中盤の手前で、愛三、アンカー、タイ、ウズベキスタンナショナルチーム、インドネシアのチーム、自分の6人の逃げが決まる。
なかなか引いてくれない選手もいたがなんとかタイム差を広げることができ、逃げ切れるか?と感じたが残り20キロを過ぎてもペースが上がらなかったのでウズベキスタン、タイ、自分でアタック。 まあまあ良いペースで逃げるがタイ人が引かない。
おかげでペースが落ちて残り2キロで吸収。この日はマレーシアナショナルのマナンが優勝。

第4ステージ

今日は昨日より簡単に逃げが決まり9人ほどのエスケープグループが形成。日本人は自分、シマノ、アンカー。 この逃げもなかなかペースが上がらず、集団に泳がされていると感じた。しかし希望を持って走り続け、残り18キロで単独アタック。 良いペースで逃げたが残り10キロから直線で広い道に出てしまい集団のペースの方が速くなり5キロで吸収。 集団から遅れてしまいそうになったがチームメイトの助けで遅れることなくゴールした。

第5ステージ

今日も逃げに乗ることができたがいまいちペースが上がらない。しかし追走で追いついたカザフスタン、マルコポーロの2人のおかげでペースアップ。 中盤はイーブンペースで走っていたが残り60キロからカザフ、マルコポーロ、自分でぺースを上げた。他のメンバーは入れない。 その後ちょっとペースが下がったところでこの2人が話をしている。必ず何かしてくると感じて、注意をする。 補給のために後ろに下がったついでにマルコポーロと一緒に走っていると前でカザフがアタック。それを見てシマノ、その他の選手が追走する。 1番後ろでその様子を二人で見ながら走っているとマルコポーロの選手がこちらを見て自分も合図。 ペースが落ちた瞬間に後ろからアタックすると他の選手は着いてこれず先頭のカザフに追いつき三人で逃げることになった。 一昨日、昨日のこともあり今日も捕まるかと思ったが諦めずに逃げ続けた。

残り1キロで逃げ切れることを確信しどう勝負するかを考え先頭交代をする。そして自分の考えていたとおり2番手をとることができスプリント。 残り100mで全開で行き1位。同時になんとリーダージャージを手に入れた。

最終ステージ

この日はに初めてのリーダージャージを着ることになった。チームにも今までにない緊張が漂っている。しかしやることはただ1つ全力で走るだけだ。

そしてスタート。まずは5,6人の逃げ集団を作るために走るがなかなか上手くいかない。ようやく逃げを行かす事ができたがどうも遅い。 こちらが42キロで走るとどんどん近づいてきてしまう。40キロにすると予想通りアタック。再び逃げ集団ができたためコントロールするが、横風区間で昨日までのリーダーがアタック。 集団は分裂。先頭には自分1人でかなりまずい展開。ジェリーベリーの波状攻撃、他の総合に近い選手からの攻撃に一人で対処しなければならなくなってしまった。

1人では無理なので何とか他チームを利用し後ろが来るのを待った。その後は逃げを2人行かしナショナルチームでコントロールしていたが、残り20キロで再びアタック合戦。

ここで勝負が決まった。総合2,5位が先頭で逃げていてそれを自分が追う。しかし後ろには昨日までのリーダー。 絶対追いついたらカウンターで行くと思ったがそこで合流されるのだけは避けたいと思い前に追いつく。予想通りカウンター。 すぐに他のチームメイトに対処してもらおうとしたが誰もいない。絶望というものを感じてしまいました。

その後先頭を引くも前に追いつけるはずもなくタイム差は広がるばかり、力を出し尽くし吐きながら走っても追いつかない。 他のチームの選手に押されながら先頭交代してももう追いつかない。

最後はメイン集団の後方でゴール。個人総合は7位。人生一番悔しかったレースでした。でもこのレースで1番強かったのは見事総合優勝した選手だったと思います。

あの時のアタックに反応できていたとしてもまた次とアタックしたでしょう。総合を取るのは本当に強くないと難しいと感じました。貴重な経験ができて本当に良かったです。

今回レース中は大変だったのでウィグライ プロを水に溶かして寝る前など毎日飲ました。
ステージ優勝することができてうれしいです!
次はツール・ド・コリア(4月22日~5月2日)です。
ウィグライ プロをしっかりと摂取して頑張ります!ありがとうございました。

ツアー・オブ・タイランドに参戦したナショナルチーム。

ツアー・オブ・タイランドに参戦したナショナルチーム。
左から3番目が第5ステージでリーダージャージを獲得した内間康平選手。
右から3番目が吉田隼人選手。一番左は今回監督を務めた浅田顕氏。

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