■ 前日本ナショナルチームロードレース監督、三浦恭資氏の特別寄稿。
  「若獅子たちよ、激しく闘い抜け!」
  今すぐ行動(練習)すれば、その先に何かが見えてくるはずだ。

「強い選手を育てるにはどうすればいいのか。」
三浦氏は四六時中、選手強化のことを考えており、若手選手育成にかける情熱はすさまじいものがある。 三浦氏が若手選手へ贈る愛のあるメッセージをお届けする。

いつまでも若さが通用すると思うな
若き獅子たちよ、もう1度奮い立て!お前たちは眠れる潜在能力をそのままにしておくのか?
俺はいつも若者に言う。いつまでも若さは通用しない。あっという間に時が経って、気がつけば強くなれる時期を逃してしまうのが競技の世界なのだ。 今すぐに練習という形で行動しろ。その先に何かが見えてくるはずだ。
自転車レースは人それぞれ楽しみ方がある。レースに行っていろいろな景色を楽しむ人もいる。見た目は競技の世界に身を置いているようだが真剣にはなれていない。 海外に渡り本場の自転車レースを体感し、日本と海外の違いを自己満足の世界で堪能し、それで満足する自分の姿に酔いしれる。それもひとつの楽しみ方だろう。
だが、己を勝負の世界に置き、勝ち負けにこだわるのがやはり楽しい。自転車競技に青春をぶつけ、自分は皆より少し強いのではと思い始め、 タイムが短縮される喜びをバネにもっと強くなりたいと思うようになる。そして気がつけば世界を目指し始めている。
厳しい練習と「ウィグライ プロ」は相対的な関係
だが若い選手たちには正直先が見えていない。俺の少年時代と同じで何をどうしていいか分からないのだ。ここ数年、俺と一緒に闘った選手たちに聞いたことがあるが、答えは変わらない。 「どうしていいか分かりません」。これを聞いた時、日本の現状に戸惑いを感じた。これは俺だけの主観じゃないはずだ。
だが世界はそうではない。確実に進歩しており、ハイレベルな闘いが繰り広げられている。そこで闘い生きる選手は走れなければカテゴリーは低くなり、上位のレースには参加できなくなる。 強くなければ走れなくなる。まさにサバイバル。それが競技の世界だ。この点がヨーロッパと日本の競技性の違いである。
若い選手がある年齢に達すると同時に筋力や持久力が増していく。それに気力と経験がプラスされれば、少年たちの成績は向上していくだろう。1秒を短縮するのにどれだけの努力と時間がかかるのだろうか? そのためには激しい練習だけでは駄目だ。休養も必要になる。ここで「ウィグライ プロ」の出番だ。 飲むタイミングももちろん重要だが、回復できないままに激しい練習はありえない。 激しい練習と「ウィグライ プロ」は相対的な関係にある。
レベルの高い高校には情熱ある指導者がいる
選手は競技者としてしっかりとしたプロセスを踏んでいるのといないのでは伸び率が違う。レースや練習はいろいろなことを教えてくれる。 優秀な指導者に教われば、選手の成長は無限大に広がっていく。
最近、「日本には(優秀な)指導者がいない」というのをどこかで耳にした。日本の競技のレベル低下を指導者のせいにする人たちがいるが、果たしてそうだろうか? レベルの高い高校には情熱がある指導者が存在する。ここで指導を受け、強くなっている選手は多く存在するのだ。
高校で強さを発揮した選手は後々活躍をする。だが、高校を卒業してもよい環境にいけるとは限らない。高校のような厳しい環境で自転車競技を続けることができなくなり、大人になるにつれて自由なクラブ活動となる。 ここで極端に指導者が少なくなるのが日本の現状でもある。
だが、若き獅子たちよ。諦めるな。そして激しく闘いぬけ!
奈良競輪場で高校生を指導する三浦氏(左端)

奈良競輪場で高校生を指導する三浦氏(左端)。

■ 回復できないままに激しい練習はありえない。激しい練習に「ウィグライ プロ」
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